水道圧を利用した旋回流方式のマイクロバブル発生器を
3Dプリンタで作れないか実験してます。
先週から毎日設計しては実験の繰り返しでなんとか今日
マイクロバブルの発生を確認しました。
まだ不安定で撮影できてないので今回は作ったモデルの紹介です。
今回作ったのは軸流式のタイプで円筒にファンのような物体を組み込み
水を旋回させる構造のものです。
空気は自吸式でファンの物体中央から出てきて水の旋回流に巻き込まれて
ノズルから噴出しマイクロバブルとなるようです。
最初に作ったものは内径17mm程度のもので旋回スピードが足りず
渦巻き型の発生機のほうが簡単なのかなとこんなのを作ってみたりもしました
がこれも失敗しました。
そして試行錯誤の上5号機でようやくマイクロバブルの発生を確認。
最初のものより旋回部の直径を大きくしました。
40mmあります。
ノズルは7mmで最初のものの半分程度です。
旋回部とノズルは分割式でノズルのみを変更してテストできるようにしてあります。
旋回部のノズルは最初10mmあったのですが水道の流量が足らず
旋回流が弱かったのでノズルを絞ることにしました。
最終的に3mmまで絞ることでマイクロバブルの発生させることができました。
3Dプリンタで作るにあたっての注意点はプリント密度です。
旋回部分には水圧がかかるのでプリント密度が低いと
隙間から中に水が入ってしまい
空気ノズルに水が入って自吸できなくなってしまいます。
最初50%で失敗したため以降100%でプリントすることで成功しました。
これに限らず流体扱う造形物は100%でやったほうがいいですね。
プリントに5時間かかります。
分割状態。
組み合わせた状態。
試作した発生器。
結構作りましたw
もう少し調整を行い撮影したらまた投稿したいとおもいます。