どもです。
前に拡張アーバというモノをネットで見かけて構造が簡単なので
いつか作ろうと思っていました。
拡張アーバというのは商品名らしく見た感じ簡易内径コレットのようで
穴の空いたワークを内径基準で固定できるものです。
穴が空いていれば掴み代がなくても旋盤で容易に加工できます。
旋盤も直ったので今回製作してみました。
快削鋼を削りワークを固定する部分を固定したい穴径に仕上げます。
今回はΦ10mmにしました。
下穴を開けM5タップを立てます。
コレットを拡張するためのボルトがここに入ります。
厚さ0.5mmのメタルソーでスリットを入れ軸部を4分割にします。
スリットの長さは20mmほどです。
ちょっとずれてますがこんな感じに4分割。
ボルトが入る部分はセンタードリルでテーパをつけています。
このテーパの部分にキャップボルトの頭が入ることでコレットを
押し広げるような構造です。
キャップボルトを入れて完成です。
試しに手元にあったM12ナットを掴んで加工してみました。
いい感じです。
今回作った内径コレットは
穴径10~10.5mmまで掴む事ができます。
0.5mm刻みで作っておけばいろんなサイズに対応できそうです。
これからいろんなサイズを揃えていこうと思います。