旋盤調整、補強

久々の更新です。

去年から旋盤の剛性をあげようと色々やっていた作業が今日ようやく

終わったので記事にします。

去年の7月ごろの改造

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うちの旋盤は重量40kgくらいのC3とか300系の番号で出回っている

旋盤なのですがベットがスカスカでよくビビり騒音が発生します。

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裏返して厚さを測って見たのですが驚きの薄さ。

なにこれ・・・。

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ということでこのスカスカの部分にセメントを流しこんだら

剛性が上がりビビリもましになるのではないかと思い蓋をして

 

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セメントを練って・・・

 

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流し込みました。

切粉の処理がやりにくくなりますが掻き出せばなんとかなりますし

カバーをつけるという手もあるので埋めてしまいます。

これでベットの剛性は上がったのですが主軸側はそのままだったので

主軸周りが振動を起こすようになってしまいました。

補強すればいいってものではなくバランスが重要なようです・・・。

とりあえず去年はここでそのまま放置してました。

 

今年に入っての改造

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旋盤の縦送り台の摺動部分を調整する部品が割れていたので

新規に製作することにしました。

イモネジで高さを調整してボルトで締め付ける構造なので

無理な力がかかったんだと思います。

なのでフィラーゲージなどを挟んで調整するようにします。

 

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SS400の板材を切断し高さが大体あうようにフライスで切削。

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ゲージや紙を挟み締め付けた状態でガタがなくスムーズに動くように

調整します。

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半日かけて調整してなんとか行けました。

ビビリが多少ましになるのかと思ったのですが変わらず・・・。

さらに改造することに。

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旋盤の底の方にバーを追加したら

うまく剛性のバランスが取れるのではないかと思い

余っていた厚さ25mm幅65mmの鋼材をボルト止めしてみました。

 

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ダメ元でやってみたのですがかなり効果があり

S45Cを1mm切り込んで(直径で2mm)切削しても

大きなビビリが発生しなくなりました。

作業効率が上がりそうです。

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