最近光造形式3Dプリンタの値段がだいぶ下がってきたので
購入してみました。
購入したのは ELEGOO MARS UV 光造形式 3Dプリンター です。
購入時は32000円ほどでした。
FDMタイプとあまり値段が変わらないくらい安くなってきてます。
レジンはメーカー専用のものが安かったのですが臭いがきつい
とのレビューが多かったのでANYCUBICのものにしてみました。
実際臭いはこれでもきつかったので純正のものも買ってみて
比べてみようと思います。
大きさは200mm×200mm 高さ410mmです。
FDMタイプと違ってXY軸のスライドユニットがないため非常にコンパクトです。
付属品はプラ製ビーカーやヘラ、マニュアルやデモモデルの入った
USBメモリ、レンチ類、使用後のレジンを濾過するろ紙など
活性炭入りのマスクとかも入っています・・・・。
レジンを入れる槽は金属製で重量があります。
使用後はレジンを回収する必要があるのですが
右下の隅にくぼみがあり戻しやすいように工夫されています。
早速使ってみます。
組み立ては最初からされてあるのでZ軸のゼロ点設定だけやるようです。
レジンを入れる槽を取り外し。
テーブルをロックしているねじを緩めフリーにします。
隙間を開けるためのコピー用紙をテーブルに載せて
真ん中左のボタンを押すと
自動でテーブルが下がりテーブルが水平になります。
ここでねじを締めてテーブルをロックしゼロ点設定完了です。
ジョグ操作でテーブルを上昇させて槽を設置します。
レジンを槽の線の部分まで入れて
プリンタ本体下のアジャスターボルトを調整しプリンタを水平にします。
極端に傾いてるとレジンが片方に寄ってレジン不足で造形不良になります。
槽の線と比べて液面が左右前後同じ高さになるように調整します。
目視でおよそ同じなら問題ないと思います。
裏にUSBメモリを挿すところがあるので差し込み。
適当な付属のテストモデルをプリントしてみます。
プリントが始まるとこのような画面が出てきて
残り時間と経過時間が表示されます。
あと現在プリント中のレイヤー数も表示されていてわかりやすいです。
画面右の一時停止マークを押すとプリントを一時停止し
テーブルが上昇してプリントの状態を確認できます。
終わるとこのような画面が出てきます。
4時間ほどかかってサンプルモデルができました。
透明できれいです。
この後はがしてイソプロピルアルコールで洗浄してレジンをとります。
この辺のレジンの処理が面倒ですね・・・。
まだ方法がよくわからないので確立したら書こうかと思います。
終わった後はレジンを濾過してボトルに戻します。
そのままにしてもすぐに硬化することはないのですが
劣化してくるので長期間使わないなら戻したほうがいいですね。
FDMと比べて圧倒的に表面状態がいいです。
サポートが必要なくこのような造形ができるのはいいですね。
FDMタイプの3Dプリンタより表面状態が良くより高精度に
造形できるようなので流体機械の製作に使用できないかと
考えています。
ただ臭いがとにかくきついので換気方法を考える必要があります。
あと造形物の洗浄方法や2次硬化など今までとちがって後処理が
色々必要なのでその辺の作業方法を色々調べて
確立していこうかと思います。