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3Dプリンタ Anet V1.0の基板修理

この制御基板は

Anet V1.0 3D Printer Controller Board

という名前らしいです。

この基盤名で色々調べて故障させてしまったマイコンを交換、修理のφ(..)メモメモ。

 

壊してしまったマイコンを取り外します。

AVRマイコンATMEGA1284P-AUが使用されているのでまずこれを注文。

一個780円。基板全交換で5000円くらいするのでこれで直れば嬉しいのですが。

秋月で取り扱っているので助かりました。↓

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04416/

基板から外そうとしたのですがハンダやろうと試行錯誤するも

基板にダメージが・・・

ワタシの腕じゃ(ヾノ・∀・`)ムリムリ

どうしようかと思っていたら

ヒートガンを最近購入したのを思い出し使ってみることにしました。

表面実装部品なんか使う予定はなく面白半分で買っていたのですが

まさかいきなり出番が来るとは・・・。

早速加熱・・・

ぺりっと10秒ほど加熱したらで外れました。

まじかよこいつすげえ!!

あまりにも簡単に外れたのでめっちゃ感動しました。

 

吸い取り線とハンダゴテで残ったハンダを吸い取り、

エタノールで拭き取り清掃。

マイコン予備含めて3つ購入しました。

向きを間違えないようにセットしてはんだ付け。

綿棒にエタノール染み込ませて軽く拭き取り、

デジタル顕微鏡でショートしてないか確認して部品交換完了です(๑•̀ㅂ•́)و✧

ブートローダの書き込み

Arduino IDEをインストールしてる前提で書きます。

用意するもの

・Arduino UNO(互換機でも可)

・ジャンパ線(オス-メス)

3Dプリンタの電源はオフの状態で書き込みます。

まずAnet V1.0ボード用のブートローダをダウンロードします。↓

https://github.com/SkyNet3D/anet-board

解凍してでてきたフォルダの中にhardwareというのがあるので

その中にあるanetというフォルダをコピーし、Arduino/hardwareの中に貼り付けます。

Arduino IDEを起動するとボードにAnet V1.0が追加されます。

 

追加できたらArduino UNOを用意。

今回はArduinoを書き込み機として使用します。

スケッチ例のなかにArduino ISPというのがあるのでまずそれを

UNOに書き込みます。

スケッチが書き込まれたらプリンタのボードと接続します。

プリンタ側の端子はオスになってるのでオスメスのジャンパ線で繋いでいきます。

10ピンあるうちの真ん中6ピンだけ使用。

黒で描いてあるのがプリンタ側のピン。

赤で描いてあるのがArduino UNO側ピンで画像のように接続します。

こんな状態( ˘ω˘)

 

接続したらIDEを開いてボード Anet V1.0を選択。

書き込み装置にArduino as ISPを選択。

(注意 Arduino ISPではない)

この状態でブートローダを書き込むを押すとUNOを経由して制御ボードに

ブートローダが書き込まれます。

これでファームウェアを書き込む準備ができました。

・ファームウェアの書き込み

A8に標準で入っているファームウェアが見つからなかったので

Marlinを入れることにしました。

ファームウェアリンク↓

https://github.com/MarlinFirmware/Marlin

 

DL解凍してできたフォルダの中の上2つのファイルをコピーし

Marlinフォルダの中に貼り付けます。

この時上書きするかどうか聞かれるのでそのまま上書き。

いよいよ書き込みです。

同じフォルダにMarlin.inoがあるのでIDEで開きます。

ブートローダを書き込んだArduinoUNOはもう必要ないので外して

制御基板側にUSB接続。

ポートを選んでボードはAnet V1.0を選択。

書き込み装置はさっき変更してるのでAVRISP mkⅡに戻します。

書き込みが完了したら配線を戻して起動。

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

戻りました。

温度表示も正常です。

各部調整してプリントしていきたいと思います。

操作方法が違うのでちょっとなれるのに時間がかかりそう・・・。

jetnasa

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jetnasa

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