ターボ流用ガスタービンエンジン

 製作期間2008~2011

自動車用ターボチャージャーを利用したガスタービンエンジンです。
ターボチャージャーはオークションで入手したものです。
もともと高校に入ったころから個人で開発していたんですが限界を感じ
学校で製作することになりました。
高校1年の冬休みに1度自立運転に成功して、そこから動かなくなり
2年の9月ごろに再び自立運転に成功。
3年である程度安定しましたが軸受が損耗して
インペラが破損しました。
インペラを交換、受軸メタルを自作しそこから数回自立運転をし開発を終了しました。

家で開発していたころの燃焼器です。
足場パイプなどを使用して製作していました。
これはそのまま灯油バーナーに転用されました。

家にあったころの最終形態です。
燃焼器は3号機目くらいです。
この後は学校での開発になります。

高校1年に作った燃焼器です。
これをベースに3年まで改良を行っていきました。

このころはまったく中で燃焼せず火炎放射器状態でした。

かなり改良して写真のような逆流式に落ち着きました。

内部はこのようになっています。(赤紫黄はカット面)
排気口のエルボは吸気された空気で冷却されるようになっています。
中にはパイプを組み合わせたシンプルな燃料蒸発管があります。
ほかのタイプも合ったのですが不安定で
燃料の蒸気圧で逆流することがあったのでシンプルなこの形になりました。

青が吸気された空気で赤が燃焼ガスです。
大体こんな感じです。

ガスタービン実験装置一式です。
ブロワコントロール用のスライダック、燃料制御の電源装置、
冷却ポンプ用の電源装置、冷却油タンク、着火装置、始動用ガス、
燃料タンク、燃料ポンプ、ガスタービン本体などです。

点火用余熱バーナーです。
最初は手持ちのガスバーナーで点火していたのですが
なかなか加熱できないのでつけました。
これでかなり早く始動できるようになり遠隔操作できるので安全性も上がりました。
それまでは爆発炎上がよくあったのでかなり危険でした。
圧縮機から空気を少しこちらに引いています。

正面から見ると余熱バーナーに吸気パイプが引かれているのがわかります。

タービンと圧縮機インペラです。
軸受が損耗してインペラが破損したときに取り出した写真です。
少しかけているのがわかります。

快削黄銅から削りだした軸受。
七三黄銅を本来使用しなければいけないみたいですがなかったので応急的に使用しました。
磨耗がかなり早かったです。
冷却オイル中に黄銅粉が大量に混じっていたのを覚えています。
ポンプが詰まったり大変でした。

軸受を装着した状態。
排気側にもう一個あります。
 

 

自立運転しているときの映像です。

 

 

燃料が燃焼室に溜まって制御不能になったときの映像。

今までで一番怖い思いをしました。

jetnasa

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jetnasa

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