前の記事を書いたあとガスバーナーの部品をすべて3Dプリンタで
できないか実験していました。
その結果を書きたいと思います。
製作に使っているフィラメントは普通に販売されている普通のABSフィラメントです。
まず最初に前回作ったバーナーのステンレス部分を単純にABSに置き換えたものを作成して
実験してみました。
容赦なく燃えました。
見たこともないような火が出ました。
なんとなく想像は付いていましたがそのままではダメなようです。
もっと炎をバーナーから離せばなんとかなるはず。
そこで火口の先端に手元にあったアルミ棒をちょこんと載せて燃焼させてみました。
バーナーから5mmほど離した空中に保炎域を形成しそこから先で燃焼させる構造です。
この状態だと火口が融けないことがわかったのでこれを参考にモデルを作成。
そしてプリントしたものがこれです。
ワンタッチ継手もなくしチューブを直接取り付けれるようにしました。
タップ加工が必要なくなり、出来る限りノズルに近い位置までチューブを差し込むことによりガス漏れを防ぐことができます。
差し込んだあとに接着剤で密閉する必要がありますが特に外す必要もないので問題無いです。
保炎域を形成する棒状の物体を配置。
一応モデル上は丸棒です。
このまま燃焼実験させてみたのですがこの部分だけ炎に近く数十秒で燃え始めるため
しかたなくアルミテープを一周巻きました。
できればすべてABSで作りたかった・・・。
実験の動画です。
安定して燃えます。
アルミで巻いている部分は途中で融けると思ってたのですが、燃焼後確認してみると全く融けていませんでした。
ガス流量を上げることができるので先に作ったバーナーより火力が高いです。
というよりガス流量、流速を上げて炎が火口に近づかないようにしなければならないため必然的に火力が高くなります。
なので弱火ができません。
やった途端バーナーに引火し燃えはじめますw
応用すればなにか作れる・・・かもしれません。
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