3Dプリンタで弾性樹脂フィラメントを使ってみる

サインスマートの弾性樹脂フィラメントを使って軟らかい物を作ってみました。

熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)という樹脂らしいです。

ダヴィンチ1.0で使えないかなとだいぶ前に買ったのですがフィラメントが

柔らかすぎて送り出せずエクストルーダの中で巻き付き使えなかったので

放置してました。

今回新しくプリンタを買ったのでそちらでテスト。

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ダヴィンチの教訓からエクストルーダの送りギアとノズル入り口の隙間が大きいと

フィラメントが曲がってしまってうまく供給できないのかなり詰める必要があります。

ネジ部とギアの隙間が2mmくらいまで詰めるといいです。

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フィラメントは適度に柔らかく写真のように結んでまたもとに戻すことができます。

自由につなぎ合わせられるポリウレタンの丸ベルトと感触が全く一緒です。

と言うか同じ材質?

伝導ベルトとかも作れそうですね。

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とりあえず前から作ってみたかったゴム履帯をプリントしてみました。

エクストルーダ200度、ベット70度でプリント。

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適当に作ったのですがなかなかいい感じです。

引っ張ってもちぎれません。

スプロケットをプリントして適当に動かしてみました。

これは使えそうです。

もっと形状を工夫して本格的な履帯を作れそうです。

 

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ほかにもこんなものをプリントしてみました。

カメラのレンズとかを清掃するときに使うブロワです。

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これがまた絶妙な硬さで潰しても完全に元の形に戻ります。

気密性さえ確保できればポンプなんかも作れそうです。

アイデア次第でかなり工作の幅が増えるのでおすすめです。

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