バンドソー刃ロウ付け

どもです。工作するときによく小型のバンドソー(コンターマシン)を使うのですがこのバンドソーの刃が曲者で頻繁に折れます。しかも刃と刃を繋いでいる溶接部分が折れます。

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コンターマシン↑

1本2000円とかバイメタルのものは4000円位するのですが価格、メーカー問わず折れます。今日もフルメタル戦車製作をしているときに折れたので替刃を注文しようと思ったのですがほかの人はどうしてるんだろうと思い調べたら「バンドソー 刃 溶接」の文字が出てきました。 前から溶接しようと考えたことはあったのですが溶接機ないので諦めていました。ダメ元で見てみると下のサイトが見つかりました。

 バンドソーブレードの接合

ここではバンドソーの刃を銀ロウで接合していてこれなら出来ると思いやってみました。 iuoIMG_0595.jpg

やり方はほぼ同じで専用の治具(帯鉄にU字型の溝を付けたもの)を製作し、ブレードをグラインダーで整えて接合しました。

固定はバイスプライヤーで行います。

刃が浮かないようになるべく接合の際で固定した方がいいです。

画像の右側のプライヤーが離れていますが右側の刃は斜めに削った左側の刃の下に入っているので問題ないです。

刃がまっすぐになるようにスケール等を当て固定します。

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フラックスを塗ります。刃と刃の接合部にもロウが入り裏まで浸透するように接合面にも塗ります。

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ロウ付け後の状態です。

裏側を確認してロウが浸透していれば大丈夫なようです。

焼きが入らないよう急冷せずに自然冷却しましょう。

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盛り上がっている部分を鑢で丁寧に整形します。

触ってみてでっぱりがなければOK?

試しにバンドソーにセットして切ってみたところ前と変わらず普通に切れましたw耐久性については使用してみて経過を書いてみたいと思います。 初めてやりましたが1発で成功。

意外と簡単なので刃折れで困っている方は

試してみてはいかがでしょうか。

 

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